見えにくさの相談会49 開催報告

開催日:2014年5月24日(土曜日)
場 所:日本点字図書館
時 間:10:00 - 16:00
相談希望者:7名
相談対応者:2名

2014年5月24日(土)に本年度第1回目の「見えにくさの相談会49」を日本点字図書館で開催しました。

今回の相談会には、男性3名、女性4名の合計7名の方が相談にお見えになりました。年代的には、10代、40代がそれぞれ1名ずつ、50代、60代がそれぞれ2名ずつ、70代が1名となっており、比較的若い方が多くいらっしゃいました。身体障害者手帳の所持状況では、2級、5級、不明の方が1名ずつ、未取得の方が4名(57%)となっていました。

相談の内容としては、日常生活での不便さを解消するための工夫や便利な道具類の紹介、白杖の選び方と基本的な白杖操作について、ルーペや拡大読書器といった補助具の選び方、デイジー図書など、録音図書の利用についてなどがありました。

また、日常生活についての不安を訴える方も多く、特に、身体障害者手帳未取得の方の場合には、視力が徐々に低下してきたことを自覚するなど、見え方が日々変動する中で、将来的な視力低下と生活の不安を訴える方が多かったように思います。

当座の対応として、具体的なルーペや拡大読書器の機種などを紹介するのはもちろんですが、将来的に視力が低下した場合に生活に関わる情報が取得できるような相談先(例えば、居住地区に近いロービジョンクリニックなど)も念頭に置いて紹介した方が現実的かも知れないと感じました。