見えにくさの相談会50 開催報告

開催日:2014年8月30日(土曜日)
場 所:日本点字図書館 3階 多目的室C
時 間:10:00 - 16:00
相談希望者:9名
相談対応者:3名

2014年8月30日(土)に本年度第2回目の「見えにくさの相談会50」を日本点字図書館で開催しました。

先週の火曜日、2014年8月26日の読売新聞に「もの見えにくい悩み無料相談会」という小さな記事が掲載されたこともあり、今回の相談会には、多数の申し込みがあったようです。さらに、次回10月4日の相談会も予約でいっぱいになったとのことです。ほんの小さな記事だったみたいですが、このような情報を必要だと感じる人たちは多いのだなと改めて思い知った次第です。

さて、今回の相談会には、男性5名、女性5名の合計10名の予約がありましたが、このうち、男性1名の方が当日キャンセルされました。最終的に、男性4名、女性5名の合計9名の方が相談にお見えになりました。年代的には、20代1名、30代2名、50代1名、60代3名、70代2名となっていて、年代的には何となくバランスがとれていたような感じでした。身体障害者手帳の所持状況では、1級2名、4級1名、6級1名で、残り5名の方が手帳未取得でした。

相談の内容としては、日常生活での不便さを解消するための工夫や便利な道具類の紹介、白杖の選び方と基本的な白杖操作について、ルーペや拡大読書器といった補助具の選び方や使い方、パソコンの画面設定についてなどがありました。また、見え方が日々変動する中で、将来的な視力低下と生活の不安を訴える方も多かったように思います。

相談会当日、隣室では、「拡大読書器体験会」が開催されており、さらに、東京ヘレン・ケラー協会では、「サポートグッズフェア2014」というイベントが開催されていました。これらのイベントも念頭に置いて相談を行ったのですが、隣室で行われていた「拡大読書器体験会」はともかく、ヘレン・ケラー協会は、近場と言えども、やはり行きやすくはないように思いました。そこで、相談開始時間が午後の遅い時間の方については、事前に「サポートグッズフェア」に立ち寄ってから相談会に参加されてもかまわないことをお伝えしました。