見えにくさの相談会51 開催報告

開催日:2014年10月4日(土曜日)
場 所:日本点字図書館
時 間:10:00 - 16:00
相談希望者:9名
相談対応者:4名

2014年10月4日(土)に本年度第3回目の「見えにくさの相談会51」を日本点字図書館で開催しました。今回の相談会には、男性4名、女性5名の合計9名の方が相談にお見えになりました。年代的には、30代1名、40代2名、50代1名、60代3名、70代2名となっていました。身体障害者手帳の所持状況では、2級が1名、6級が1名であり、残り7名の方は、手帳未取得の方でした。

今回の相談に眼の医学的な相談を期待したり、事前聴取の相談希望内容と異なる内容の相談を希望する、ということがありました。これらは、2014年8月26日に読売新聞に掲載された「相談会」の紹介記事の影響によるものと考えられ、この記事が掲載されてから今回の相談会までの間に、相談希望の内容が変化してしまったこと、この相談会は「見えにくさによって生じる種々の制約についての相談会であり、医学的な相談会ではない」といったことがうまく伝わらなかったことが考えられました。見えにくいことで不便を感じている人にとっては、マスコミで取り上げるのはありがたいことだとは思いますが、その内容の紹介や掲載の時期などには注意を払う必要があるかもしれないと感じました。

また、隣室で「拡大読書機体験会」が同時に開催されていた影響か、相談の内容としては、白杖などの移動関連の相談よりも、ルーペや拡大読書器といった読書用の補助具の選び方や使い方についての相談が多かったように思いました。